未来を築いていくのは、いつの時代も“若者”。平安な世界を築くためのワークショップを開催。

京都平安大使に就任した市川海老蔵氏に注目。文化の力で平安な世界を。 

企業の最新情報や、ユーザーへのインタビューなどを通して、トレンドを追跡するプロジェクト『トレンドラボラトリー』は、世界各国で、コロナウイルスがまん延し、混沌とする中、平安な世界を創る鍵は何なのか?未来を担う若者たちは、何を考え、今を過ごしているのか?
「平安な世の中を創るために今すべきこと」をテーマとし、若者たちとのワークショップを2021年10月に都内で開催。

平安な世界に必要なものとは?
「世界の平安のことを考えている若者は、どれほど、いるのか?」
また、「日本に限らず、そのような若者は、世界に、どれほど、いるのか?」
そして、「若者に限らず、世界の平安のことを考えている人は、どれほど、いるのか?」

今回のワークショップでは、未来のことを考え、行動している、若者たちに絞り、
「平安な世の中を創るために今すべきこと」について語り合う、ワークショップを開催した。

ワークショップに参加した学生は、平安な世界に大事なのは、「ヒエラルキー」だと言う。
ピラミッド構造があるからこそ、世界のバランスが保たれているのだと語る。
また、違う学生はこう語る。「技術の発展と生活水準の向上」だと。
他にも、「世界各国での連携協定」や、「一人一人の環境に対する考え方や取り組み」、「戦争をしない」など、
多様な意見が語られた。

しかし、ここで、一つの問いを皆様に投げかけたいと思う。
それは、「いつの世に、平安な世の中というものは、あったのだろうか?」

ワークショップに参加した若者たちにも、聞いてみた。
「平安な世の中は、いつ、あったのか? 今は、平安な世ではないのか?」

その答えとして、
平安とは、ひとりひとりの「こころ」次第なのではないか、そんな風に考えを語る参加者がいた。

そして、
「平安な世界に必要なものとは何か?」
私たちは、ワークショップを通じて、一つの答えを導きだした。

それは、「未来が平安な世界になるためにどうすれば良いのか?」を、
ひとりひとりが考えることこそが大事であり、平安な世界を創るために、ひとりひとりが行動することが大事なことであるということに。

そして、平安な世界を創るための一つとして・・・・皆が賛同した意見があった。


互いを思いあう精神が大切
ワークショップを通じて、世界の平安を創るうえで大切なこととして、相手のことを思いあう精神を持つこと。
このことが、我々に平安をもたらすのではないかと、話し合った。
そして、相手のことを思う、思いやりの精神もしかり、私たちは、遠い昔の先祖から“文化”を引き継いでいる。
この“文化”を引き継いでいるのは、日本人だけではなく、世界のすべての地域で、それぞれが“文化”を引き継いでいる。
この“文化”にこそ、平安な世界を創る鍵があるのではないか?と、ワークショップに参加していた一人が語った。

文化は、人を傷つけないエネルギー
文化には、私たちを過去から今まで成長させてきた、とてつもないエネルギーが含まれている。
そして、文化は、決して、我々のことを傷つけることがないエネルギーである。
文化を通じてこそ、世界に平安な世界を創れるのではと。
文化は、人と人を結び付け、文化に触れた人の心を、清く尊いものへと導くパワーがある。
そして、このことは、全世界共通であり、文化は全世界共通なのだと。

トレンドラボでは、文化で平安な世の中を創るということに着目し、
京都の平安神宮で10月6日に開催された、「市川海老蔵、京都平安大使就任記者会見」について、取材を実施。

市川海老蔵さん 京都平安大使に “世界中の人に京都の文化を”
新型コロナウイルスの影響が続く中、文化芸術の力で京都から日本を盛り上げようと、
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが「京都平安大使」に任命されました。

「京都平安大使」は、舞台やコンサートを企画する民間会社と京都市や平安神宮、それに比叡山延暦寺などが協力して初めて企画し、記者会見では、京都市左京区の平安神宮で任命式が行われ、本多和夫宮司から海老蔵さんに委嘱状が手渡されました。

海老蔵さんは、日本の文化芸術界で第一線で活躍している上、本人から京都のために力になりたいという申し出があったことから大使に選ばれたということで、海老蔵さんは、来月6日に平安神宮で特別公演を行うほか、今後京都での歌舞伎の公演や祭などへの出演も検討するということです。

海老蔵さんは「重圧を感じています。日本文化の中心の京都で、多くの人々を集めて盛り上げる起爆剤として世界中の人に京都の文化を見ていただきたい」と話しており、文化の力で、世界中に希望のあかりを照らしたいという想いが感じられる記者会見でした。

また、海老蔵さんは、記者会見のなかで、不平不満を言うのではなく、“小さな幸せを見つけること”が、一日一日を幸せに過ごすコツだと、話されていた。

ワークショップに参加した若者たちも、海老蔵さんが話された“小さな幸せを見つけること”。

この考えこそが、私たちのこころを明るく、温かくし、ひとつひとつは小さくても、ひとつひとつの光が集合していくことで、きっと、明るく、温かい世界が広がっていくのだろうと、語り合い、ワークショップを終えました。